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剣道の試合で勝つために意識したい5つのポイント
自分より強い相手に勝ちたい
という思いが、一層の精進につながり、人間的に大きく成長するきっかけにもなります。
では、どのようにすれば、自分よりも強い相手に勝てるようになるのでしょうか?
闇雲に攻めているだけでは、剣道の試合で勝つことはできません。
ポイントを押さえて精進し、強い相手にも負けない剣士を目指すにはどうすればいいのかを、5つ紹介いたします。
「待つ」のではなく「備える」
剣道の試合で最も攻めやすいのは、
- 相手が技を繰り出してきた瞬間
です。
技を出す瞬間というのは、どんな達人でも隙ができます。
その瞬間を逃さず攻めることができるようになれば、勝利がグッと近づきます。
しかし、単に相手の攻めを待っているだけでは無意味です。
攻めの瞬間に隙ができるとはいえ、単に待っているだけではスキを突くことができません。
相手の攻めに、いいようにやられてしまいます。
隙を逃さず攻めるためには、相手の攻めを待つのではなく
- 「備える」という意識
を持ちましょう。
攻撃の意識を保ちつつ同じくらいの意識で前へ出ようとする体をおさえる
という感覚で攻撃に備えておくと、相手の攻め手に対して瞬時に反応することができます。
待ちの体勢から、攻撃に切り替えているのでは間に合いません。
常に攻撃の意識をキープして、相手の攻めに備えておくことが、隙を逃さない素早い攻めに繋がります。
足さばきこそ重要
剣道では、攻撃となる竹刀を振る動きは、上半身で行います。
有効だとみなされるのも、上半身に対する攻撃のみですが、だからといって下半身を疎かにして良いわけではありません。
竹刀を振る動きを支えるのは下半身であり、
試合の主導権を握るためには足さばきこそが重要
になります。
- 相手との間合い
- 立ち位置
- 踏み込みの強さ
など、足さばきを自由自在に操れるようになれば、自分のペースで試合を進めることが可能になります。
常に有利な状況で相手と対することができるでしょう。
ポイントは
踏み込むときの出足ではなく、踏み込んだ足を戻す引き足
です。
素早い引き足を、自由自在にさばけるようになれば、相手に捉えられることなく、瞬時に体制を整えられるようになります。
足さばきの稽古は地味ですが、繰り返し行うことで確実に実力を磨くことができます。
普段の生活の中でも、足さばきを意識しながら行動すれば、上達はより早まるでしょう。
竹刀は振りかぶらない
強烈な一撃を放つために竹刀を大きく振りかぶる、と言うのは剣道の試合でよく見られる光景ですが、これは大きな間違いです。
竹刀を振りかぶると、全体が弧を描く動きになってしまう分だけ、スピードも威力も減衰してしまいます。
剣道は一瞬のスキが勝負を分けますから、これでは試合に勝つことなどできません。
竹刀の正しい扱い方は、
- 直線を意識して振る
ことです。
大きく振りあげた竹刀を打ち下ろすのではなく、頭上に掲げた竹刀の先端で直線を書くように、まっすぐに引き下ろします。
そうすることで、竹刀の移動距離を最短におさえて、相手に攻撃することができます。
技にキレが生まれる
無駄な力も使わないので、技の出るスピードも速くなります。
攻撃のタイミングを読まれて、返し技を合わせられる危険性も低くなります。
特に小手狙いの攻撃の場合は、竹刀を直線的に振る効果が大きくなります。
手首のスナップを効かせながら、タメを作らず最小限の動きで直線的に攻撃することで、相手に防御させる暇を与えず、素早い小手で一本を取ることができます。
さらに、直線的な動きを意識すると、竹刀のスピードが上がり、技にキレが生まれます。
剣道で一本を取るためには、技のキレが重要なので、単に当てるだけの攻撃ではなく、どんな技でも一本を狙えるようになります。
攻撃は当たるのに、なかなか有効だとみなされない、と悩んでいる方は、竹刀の振り方をもう一度見なおしてみてください。
相手を知ることが勝利への第一歩
相手に惑わされず、自分の剣道に集中するというのは素晴らしいことですが、試合で勝つためには
相手を知ることも重要
です。
試合前に情報収集ができるのであれば、積極的に情報を集め、相手を分析しておきましょう。
もし相手の情報を事前に集めることができなかったとしても、相手を知ることを放棄してはいけません。
そんな時は、試合中にしっかりと相手を観察して、
- 相手の得手
- 不得手
- クセ
など勝負に繋がる情報を収集しましょう。
どんなに強い選手であろうと、得手や不得手は必ずあるものですし、本人が意識していなクセも持っているものです。
あまりじっくりと時間をかけてしまうと、先に攻められて試合の主導権を握られてしまいます。
試合中は相手の動きや、目線にも意識を向け、ちょっとした挙動も漏らさずに観察しましょう。
剣を合わせてみて初めて分かることもたくさんあります。
- どんな間合いを好み
- どんな技を使うのか
小さな情報が勝利の糸口になることも多いので、頭を使った剣道を意識してください。
息を読んで流れを読む
剣道の試合において重要なのが、
- 息を読む
ことです。
息を読むとは文字通り
呼吸を読むこと
であり、相手の呼吸が読めるようになると、面白いように試合をコントロールできるようになります。
剣道の試合では、気合を示すために掛け声を上げながら攻撃を繰り出します。
声を出すためには、当然息を吸う必要があります。
息を吸いながら攻撃を仕掛けてくる確率は非常に低いので、
相手の呼吸に注意すると攻撃のタイミングを事前に知ることが可能
です。
当然相手も、こちらの息を読もうとしてきますから、呼吸のタイミングを変えてみたり、わざと息を止めてみたりすることで、相手の読みを外すことも大切です。
剣道では、上級者になればなるほど呼吸を読むことが重要になります。
レベルの高い試合で勝つことを目指すのであれば、呼吸への意識を鋭敏にしておきましょう。
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