フルコンタクト空手初心者が試合までに鍛えておきたい技術や能力とは?

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フルコンタクト空手初心者が試合までに鍛えておきたい技術や能力とは?

フルコンタクト空手初心者が試合までに鍛えておきたい技術や能力とは?

日々稽古に励んだ成果を披露する空手の大会。

 

まだフルコンタクトの経験が浅くとも、参加するからにはぜひとも勝ちたいものです。

 

負けてしまって得ることも多いですが、勝てば自分の自信にもなりますし、より日々の稽古が楽しくなります。

 

今回は、
まだまだ初心者に近いけれど試合に参加するからには絶対に勝ちたい!
という熱い思いをお持ちの方に、

  • 試合で勝つための稽古方法
  • 実際に試合に参加する際の注意点

などをお教えしたいと思います。

大会前にやっておきたいこと

走る

まずやっておきたいことは
「とにかく走って基礎体力づくり!!」
です。

 

フルコンタクト空手の試合は、各大会ルールによって異なりますが、試合時間が3分間もあることがあります。

 

3分というとあっという間と考えがちですが、自分を倒そうとしてくる相手と全力で3分間殴りあうのですから、その疲労は想像以上のものです。

 

トーナメント戦ともなれば、勝ち抜いて行くと、それを何試合もこなさなければならないのですから、持久力は重要な能力です。

 

自分のペースで良いので、こつこつ走ってまずは基礎体力づくりをしましょう!

 

走ることで基礎体力だけでなく、下半身や体幹も鍛えられ、キック力のアップなども期待できます。

 

突きや蹴りのバリエーションや、コンビネーションを増やすのは、その後のステップと考えましょう。

 

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柔軟体操

試合では勝つことも重要ですが、怪我を極力しないということも重要です。

 

怪我をすることで、頑張って続けていた稽古を休まなければいけなくなります。

 

せっかく日々稽古をして強化した体が、また元に戻ってしまうなんていうことにもなりかねません。

 

柔軟体操は、稽古の後、また、お風呂上りなどの、体が暖まった時に行うことをおすすめします。

 

体が暖まっていない状態でのストレッチは、ケガを誘発したり、パフォーマンスが低下することがあります。

 

また、最近の研究では、試合前のストレッチは、パフォーマンスを落としたり、ケガをしやすくなったりするという研究結果も出ています。

 

試合前は、ジョギングや、体を動かしながらのウォーミングアップがおすすめです。

 

こちらも走るのと同じく、自分のペースで毎日こつこつ続けていきましょう。

 

個人差はあれど驚くほど体が変わってきます。

 

空手の蹴りを強くする開脚ストレッチの方法を動画で紹介

 

 

首の強化

寸止めと違って、フルコンタクト空手は、相手と直接拳を交えるわけですから、当然自分も相手も体にダメージを負うこととなります。

 

相手の攻撃をすべて受けることや、さばくことができれば良いですが、なかなかそうはいきません。

 

蹴りや突きを、顔や体、足に食らうとサポーターを着けていたとしても、痛いことに変わりはありません。

 

特に顔面に突きや蹴りを食らうことは、大けがにつながります。

 

攻撃を受けたりさばいたりする稽古とともに、首の強化は意識して行うようにしましよう。

 

首の強化の簡単な方法としては、首を前後に倒したり、回したりするストレッチ、棒状に丸めたタオルを頭に引っ掛けて手でタオルの端を持ち、頭は後ろに倒し、タオルは前に軽く引っ張って負荷を与えます。

 

こちらも稽古前の体操時や、稽古後に数セット取り入れると良いでしょう。

 

首に与える負荷ははじめは軽く、慣れてきたら徐々に強くしていくようにしましょう。

 

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スネの強化

また脛を鍛えておくことは、相手にダメージを与えるにあたって有効な手段です。

 

相手に蹴りを食らわせたのに、相手の鍛えられた体に負けてしまって、自分の脛を痛めてしまった。

 

ということは、はじめは結構ありがちです。

 

脛の鍛え方としては、まずはラップの芯などで脛をこんこん叩きます。

 

はじめはラップの芯でも痛く感じるかもしれませ。

 

それが痛くないと感じるようになったら、ラップの芯を木刀に、木刀からビール瓶に・・・

 

と徐々に強度の強いものに変えて脛を叩いて鍛えます。

 

また、砂袋をコツコツと蹴るのもおすすめです。

 

こうすることで、「受けがすなわち攻撃」とすることも可能になります。

 

こちらも日々の稽古に少しずつでもぜひ取り入れてください。

 

ちょっと家族に心配されてしまうかもしれませんが、棒で叩くのならテレビを見ながらでもできるので、気軽に始めることができますよ。

 

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いよいよ大会に参加することになったら

大会ルールをよく読み、理解しておく

意外と忘れがちなのが、ルールの確認。

 

フルコンタクト空手でも、開催される大会によって微妙にルールが異なることがあります。

 

  • 試合時間を勘違いしていて、全力を出し切る前に試合が終わってしまった
  • 試合に必要な防具を持っていなかった、忘れてしまった

「戦わずして勝つ」というのは武道を志す者の永遠のテーマですが、戦う土俵にすら立てず負けるのは絶対避けたいものです。

 

試合当時に慌てないようよく確認しておきましょう。

 

試合前のウォーミングアップ

試合前は準備運動から、軽くミット打ちなどをこなしておきましょう。

 

体力はできるだけ消耗しないようにして、体を温める目的で、短時間で行います。

 

いきなり試合をしたのでは怪我に繋がりますし、いつも通りの動きもできません。

 

疲れすぎてもいけませんが、良い感じに汗をかき体が温まるくらいにしておくようにしましょう。

 

緊張が解ける呼吸方法とは?緊張して持ち前の力が発揮できない方へ

 

相手への礼を忘れずに

試合前や終わった後は、闘争心から頭に血がのぼっているかもしれませんが、必ず相手に礼をすることを忘れないようにしましょう。

 

相手が居なければ、そもそも試合自体をすることができません。

 

自分と闘ってくれていることへの感謝を常に持つようにしましょう。

 

空手の大会前・大会当日の練習は何をすべきなのか

 

空手の大会前・大会当日の練習は何をすべきなのか

いつになっても大会の前は緊張するものです。

 

普段の練習の成果を出せるか心配にもなりますよね。

 

そんな大会前の練習では何をすればいいのか、という部分について述べたいと思います。

 

 

試合の前日に練習すべきなのか?

試合の前日は当日の事を考えて、色々と確認をしたくなったりします。

 

しかし怪我をしてしまう事もあるから、練習をしないほうがいいんじゃないか。

 

そういったことも考えがちですが、結果から言うと練習はした方がいいです。

 

というのも、上で述べた試合前日の練習で動きの確認を含めて、試合に向けたイメージトレーニングをする事が出来るからです。

 

それでは、型と組手でどういった練習をすべきなのかを見ていきましょう。

 

 

 

試合前日の練習ですべきこと

まずは型の練習。

 

型の練習に関してですが、初めにやっておきたいのが

  • 「柔軟運動」

です。

 

型の練習で怖いのが足の怪我なので、その心配の解消や心の準備にもとても有効な事なので、足首や股関節、腰と言った怪我をしやすい部分を念入りにしておくことをおすすめします。

 

そして、試合の1、2、3回戦程までに行われる指定型の練習を主にしましょう。

 

というのも、大会の前半戦で行われる型は、開会式ごすぐに行われることが多いです。

 

大きな会場と言えど、人がごった返す中で練習するには限度があります。

 

前日の内に1・2回程度試合と同じ気持ちで練習し、特に気になる部分のある型については、もう一度行う程度でいいかと思います。

 

疲れを明日へ持ち越さない程度で体を動かすといいでしょう。

 

組手

次に組手の練習。

 

組手は型よりも数倍怪我のリスクが高まります。

 

練習と言えど、本気で試合形式の練習をしてしまうのは控えた方がいいでしょう。

 

そこで、組手の練習でしておきたいのが

  • 「柔軟運動」
  • 「得意技」

の練習です。

 

柔軟運動は型の部分で述べた事と一緒です。

 

では「得意技の練習」についてみていきます。

 

得意技というのは、自分の決定打となりえる技でもあり、自分の一番自信のある技でもあります。

 

完成度が高い技を練習する事で試合に向けてメンタル面がより向上します。

 

もちろんそれ以外の技を練習してはいけないと言う事はありませんが、練習の最後には得意技をメインにした組み合わせの練習をすることをオススメします。

 

 

 

試合前日の練習後のケア

 

練習後のケアも重要になってきます。

 

肩や足といった部分をクールダウンさせて、疲れを残さないようにするためにとても有効です。

 

また、お風呂の中や出た後に軽い柔軟運動をするのも効果的ですので、試合前日の夜は体調管理を徹底して、早めに就寝して体力を回復させておきましょう。

 

 

 

試合当日の朝にしておきたい事

試合当日は朝から移動し、会場に向かう方も多いと思います。

 

しっかりと食事をとり、出来れば柔軟運動をしておくといいかと思います。

 

そして、組手をされる方が会場に着いたらしておきたいのが

  • 「目を慣らす」

という事です。

 

「目を慣らす」というのは、同じ位の力量の方ではなく、自分よりも速さのある攻撃をする方と一緒に行います。

 

女性の方なら男性の方とするといいかもしれません。

 

この練習は、より速い攻撃に慣れておくことで、実際の試合に臨んだ時の即効攻撃への対応や、体感速度を変える事が出来ます。

 

試合の始まりは動きが鈍っている可能性もありますから、体を温めつつ目を慣らすことによって一石二鳥の効果があります。

 

そして、意外に重要となるのが「会話」です。

 

試合慣れしていない方などは、是非いつも一緒に練習している仲間と会話をして頂きたいです。

 

特に型をされる方は、柔軟運動をしながらでもいいですし、トーナメント表を眺めながらでもいいので、会話をする事によって心が落ち着いてきます。

 

心が急いていると、型全体が速くなって動きが流れ作業のようになってしまいますので、リラックスした状態で試合に臨めるようにしておきましょう。

 

終わりに

体力づくりなどは非常に地味な稽古で、辛いことも多いかと思います。

 

しかし、それら基礎をしっかりと固めることで、より高度な技に挑戦できたり、冷静な試合運びなどをすることができるようになります。

 

また、相手があっての空手であり、試合です。相手にも自分にも怪我をさせないよう礼を忘れず、全力を尽くしましょう!

 

それぞれの目標に向かって、より高みを目指して日々頑張って行きましょう!

 

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