8種類のスポーツメンタルトレーニング方法

武道家におすすめの情報

8種類のスポーツメンタルトレーニング方法

8種類のスポーツメンタルトレーニング方法

スポーツには、体格や肉体強化も欠かせませんが、一方で言われていることとして、精神面の問題があります。

 

実力はあるのに結果が伴わない
という方の多くは、この問題に悩まされていることが多いとされています。

 

精神面において、結果が出せない方の多くは、真面目な人が多い傾向があります。

 

練習では、一通りこなせる場合がほとんどですから、
問題を解消するためにはメンタルトレーニングが必須
になってくるかと思われます。

 

では、どのようなメンタルトレーニングをしていけばいいのか?
ということになってきます。

 

スポーツにおける2種類のメンタルトレーニング

しかし、その前に確認しておかなくてはならないのは、スポーツにおけるメンタルトレーニングには、主に2種類が存在していることでしょう。

 

それは簡単に言うと

  • 「カウンセリング」
  • 「スポーツメンタルトレーニング」

は全く違うということです。

 

一例として

  • スポーツを行う上での悩みを聞いて解決するのは「カウンセリング」

に該当し、

  • 精神面の強化を行うのが「スポーツメンタルトレーニング」

と呼ばれるトレーニング法なので、これらは性質が異なるわけですね。

 

簡単に言えば、
「スポーツメンタルトレーニング」は、こうした精神的な問題に、対処できるだけの力を身に付ける方法
だという解釈をしていただければいいかと思います。

 

8種類のスポーツメンタルトレーニング

その上で改めて「スポーツメンタルトレーニング」についてご説明していきますが、方法としては

  1. 「目標設定」
  2. 「リラクゼーション」
  3. 「イメージトレーニング」
  4. 「集中力」
  5. 「プラス思考」
  6. 「セルフトーク」
  7. 「試合に対する心理的準備」
  8. 「コミュニケーション」

の8種類に分類されます。

 

目標設定

目標設定」については、やる気を出すことを目的としたトレーニング法になります。

 

どうなりたいのか?
という目標を設定し、そこにたどり着けるイメージを明確にする
ことによって、
「これならできそう」という考え方に持っていく
という手法がこのような呼ばれ方をされています。

 

誰でもそうだと思いますが、がむしゃらに頑張るだけでは、終わりが見えてこないので、モチベーションの低下に繋がります。

 

目標を定めることでモチベーションの維持や向上に役立たせる
ことができるでしょう。

 

無理難題を克服するのも、スポーツをする上では必要な時があるのですが、それよりも
実現可能なイメージを目標に定めた方が、確実な効果が期待できます
ので、ハードルを自分に見合ったところに設定するのも大事な事です。

 

 

リラクゼーション

次にリラクゼーションですが、これは

  • 意識的にリラックスを試みる

というものです。

 

要するに座禅などが該当するのですが、別に座禅でなくとも
良いイメージを浮かべることにより、意識してリラックスすることは可能
です。

 

特に、
寝起きや、お風呂上りなどのリラックス状態にある時に、イメージトレーニングをすると効果が増す
とされていますので、この時にリラックスを試みるのは良い方法の一つです。

 

 

イメージトレーニング

イメージトレーニングに関しては、

  1. 外的イメージ
  2. 内的イメージ

の二つが存在するとされています。

 

  • 外的イメージとは自分を客観的に見ること

を指しており、

  • 内的イメージは自分の視点から見ている

イメージです。

 

イメージトレーニングの理想とはこの外的、内的イメージを両方、つまりは五感のすべてを活用してイメージすること
にありますから、リアルなイメージトレーニングと言う意味では、あらゆる感覚を動員して行うのが良いとされています。

 

イメージトレーニングがうまくいかないという人へ

 

パフォーマンスのいい時の自分の映像を見る

最近では、海外で活躍されている、日本選手のトレーニングでも取り入れてられているのが、脳波と目の動きに注目したイメージトレーニングです。

 

自分の一番いいパフォーマンス状態を、映像として目でとらえて、繰り返し脳に記憶させるものです。

 

これによって、脳波を強化し、定着させることができます。

 

そのため、実際の試合中にどんなにストレスがかかっても、瞬時に正しい動作の判断が出来るようになるのです。

 

スポーツでのメンタルを強化するイメージトレーニング

 

自分の最高のパフォーマンスの時をリラックスしてイメージする

試合中に、無駄に筋肉に力が入ってしまい、緊張して本当の実力を出せないという方もいるでしょう。

 

普段の練習から意識をして、リラックスモードになれるように、自分の心と体をセルフコントロールできるようにしておきます。

 

身も心もリラックスしているお風呂の中などで、自分の最高のパフォーマンスイメージして、頭の中に何度も浮かべていくやり方です。

 

一番簡単なやり方としては、

  • 一度体中にぎゅうっと力を込めてから、数秒くらいかけて、ゆっくりと息を吐きながら、体全体の力をゆっくりと抜いていく方法

です。

 

ここでポイントといえるのは、

  • お腹の底から、ゆっくりと息を深く吐いていく呼吸法が大切

になってきます。

 

これでしたら、いつでも思い立ったときに出来る方法です。

 

緊張が解ける呼吸方法とは?緊張して持ち前の力が発揮できない方へ

 

緊張している時にリラックスするスイッチにする

自分が緊張気味だと感じる時には、ぜひ行ってみるとよいでしょう。

 

これを習慣的に繰り返し行うようにすれば、やがて集中力もついてきて、五感も研ぎ澄まされていきます。

 

心・技・体が正に一体となって、ここぞという時には、最高のパフォーマンスが出来るようになります。

 

また、精神力の鍛錬も大切な事ですので、試合中にネガティブな動作が出てしまう方には、座禅やヨガを行ってみることをおすすめします。

 

高い集中力を得ることが出来ますし、無駄な不安や余計な邪念を消し去ることが出来るようになります。

 

メンタルの強化とともに、セルフコントロール力のアップにつながっていくでしょう。

 

集中力

集中力ですが、これは常に気を張り詰めておくということではなく、

  • 場面を想定してその時に集中するクセを身に付ける技術

のことを指しています。

 

例えば、試合の時になると、失敗するのは、その場面で身体が上手く動かないからで、逆に考えると、その時に自然に身体が動くようにすればいいわけです。

 

それならば、その
試合のイメージを明確にして、その際に、自分が自然に最適な動作を行えるように、意識しながら繰り返し練習すればいい
ということになります。

 

常に気を張るのではなく、
状況に応じた集中力を身に付けることが大事
ということです。

 

プラス思考

そういった意味では、プラス思考も大切な要素の一つです。

 

真面目な人というのは、どうしてもネガティブに物を捉えがちになってしまう傾向があります。

 

成功するよりも「失敗したらどうしよう?」という考えが頭に浮かんでしまうのです。

 

人は多くの場合にイメージに沿って行動しますから、
失敗を前提にしていては、成功するはずもありません。

 

そのため、
気の持ちようも重要なスポーツメンタルトレーニング
だと言えますね。

 

セルフトーク

耳慣れない言葉としてセルフトークというのがあります。

 

これはプラス思考と似通っているもので、
自分を肯定する、認めるといった具合に、ポジティブに考えるようにする
ということです。

 

人間の心は、言葉によって変化するので、
自分に対して、自らを肯定する言葉をかける
という意味があります。

 

自分で自分に言葉をかけるのは、独り言のようにもとれますが、プロスポーツ選手の中には、自分に言葉を語りかけることで、意識をポジティブにしようとした人もいましたので、試してみるのもいいでしょう。

 

試合に対する心理的準備

試合に対する心理的準備に関しては、言葉通りで、

  • 試合前に気持ちを整理しておく

ということです。

 

当たり前ですが、本番になってからでは遅いですから、これも大切な要素ですよね。

 

コミュニケーション

あとは、コミュニケーションも重要な要素の一つです。

 

ここで言うコミュニケーションは通称

  • 「ノン・バーバルコミュニケーション」

と呼ばれるもので、意味としては

  • 態度によるコミュニケーションの事

ですね。

 

人間は、言葉によるコミュニケーション同様に態度、つまりは

  • 声の大きさ
  • 表情
  • 動作

などによるものでも、少なからず影響を受けます。

 

怒鳴られたり、一方的に責められたり、失望したような表情をされたりすれば、誰でもショックを受けます。

 

コミュニケーションによる問題は、相手もあることなので、簡単には解決できないでしょう。

 

しかし、
こうした問題が実践で力を発揮できない要因になっている可能性は高い
でしょう。

 

以上がスポーツメンタルトレーニングの概要となります。

 

こうして見ると、どれも実践可能な方法ばかりです。

 

試合になると、実力が発揮できなくて悩んでいるという方には、是非、実践してみていただきたいと思います。

 

13回日本一に導いたプロスポーツや大企業でも採用される“原田メソッド”とは?

金メダリスト、プロアスリートが実践しているメンタルトレーニングとは?

スポンサードリンク

関連ページ

緊張が解ける呼吸方法とは?緊張して持ち前の力が発揮できない方へ
緊張すると、体力の極端な低下が起きたり、思考力や判断力も落ちてきます。そのため、持ち前の力が発揮できずに試合を終えてしまうことになります。緊張を解くには、呼吸のコントロールが重要です。日常でトレーニングする方法を紹介いたします。
競技者に自信をつけられるような指導をすることが大切
試合の時に緊張して、力を発揮できないことがあります。自信がないことが緊張につながることがあります。試合の時に平常心でいられるような自信をつけてあげることが大切です。優しくしたり厳しくしたりのメリハリを付け、性格にあった指導を心がけます。練習で追い込むことによって、これだけやったという自信にもつながります。
剣道・柔道・空手の目標達成の技術を学ぶおすすめの方法
大谷翔平選手や菊地雄星選手を輩出した花巻東高校や日本ハムファイターズ、スポーツの強豪チームやユニクロやディズニーといった大企業も採用する「原田メソッド」。目標達成は技術です。普通の環境以下ともいえる中有学生が、原田先生の指導で陸上競技7年間13度の日本一を達成した技術を学んでください。
試合で練習通りの実力を発揮できるメンタルを得るための重要な癖
試合で実力が発揮できなかったり、失敗したりするのは、メンタル面が大きく影響します。メンタルが弱いのは生まれつきではなく、考え方や鍛えるトレーニングをすることで強くすることができます。試合で実力以上の力を発揮するために、普段から意識しておく大切なことがあります。
試合や大会で強い人の特徴とは?脳の性質を知ってメンタルを強くする
スポーツの大会で日頃の実力を十分に発揮するために、メンタルトレーニングを行っている人もいるでしょう。しかし、効果が出なかったり結果が残せないと必要性を疑ってしまいます。脳の性質を知って鍛えることで良いパフォーマンスが残せるでしょう。
子どもでもわかりやすいメンタルトレーニングおすすめの本
試合や大会でパフォーマンスに大きく影響するメンタル。精神面をうまくコントロールすることで、結果が大きく変わってきます。そこで子どもが読んでも理解しやすい本と、本番前の1分間で実践できるセルフコーチングのおすすめ本を紹介いたします。