腕緘からの逃げ方を学んでピンチをチャンスに変える!

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【腕緘(うでがらみ)は意外と使用頻度の高い技】

腕緘からの逃げ方を学んでピンチをチャンスに変える!

腕緘は見た目こそ地味ですが、数ある柔道技の中でも「必殺技」と呼ぶにふさわしい強力なテクニックです。

 

テコの原理を使って関節を極めるので、一度決まるとほぼ脱出は不可能、腕緘が上手い選手は寝技で無類の強さを発揮します。

 

あまりにも理にかなった汎用性の高い技なので、柔道のみならず総合格闘技・プロレス・合気道・ブラジリアン柔術などの世界にも、腕緘の使い手がいるほどです。

 

総合格闘技やブラジリアン柔術の世界では、腕緘のことを「キムラロック」と呼称しますが、これは1950年代に活躍した柔道家の木村政彦さんが、ブラジルで行われた試合で腕緘を使ったことに由来しています。

 

ブラジルの伝説的な格闘家であるエリオ・グレイシー(ヒクソン・グレイシーの父親)も、木村政彦さんの腕緘に敗北した一人です。

 

柔道は優れた技の宝庫ですが、違うジャンルの格闘技で重宝されるようになったほどの技は、腕緘を含めて数えるほどしかありません。

 

実際、腕緘で決着のつく柔道の試合はかなり多く、腕緘に対する知識量が勝敗を分けた試合は数知れません。

 

柔道経験者なら、腕緘を上達させることで勝率を上げようと試みた経験が必ずあると思います。

 

しかし、意外と盲点になっているのが

  • 「腕緘からの逃げ方」

についてです。

 

腕緘には「一度極まると逃げられない」というイメージがあるせいか、
相手に腕緘をかけられたときに「どうやって逃げるか」
を全く考えていない選手が意外と多いのです。

 

確かに腕緘は脱出困難な技ですが、正しい対処法を知っていればある程度は抜け出すことが可能です。

 

本当に勝率を上げたいなら「腕緘のかけ方」だけを学ぶのではなく、「腕緘からの逃げ方」もしっかり頭に入れておきましょう。

 

正しい対処法を知っていることが、試合でのピンチをチャンスに変えてくれるかもしれませんよ。

 

 

腕緘の動画

 

 

 

【相手が腕緘をかけるタイミングを見極めろ!】

 

腕緘からの逃げ方…とは言っても、最初に言った通り一度極まった腕緘から逃れるのは実質不可能です。

 

テコの原理で関節を押さえ込んでいるわけですから、無理に逃げようとすると靭帯を痛めたり、最悪の場合は方を脱臼することもあり得ます。

 

ではどうすればいいのかと言えば、対処法は「相手が腕緘を出す前に逃げる」ということに限ります。

 

そんなことが出来れば苦労はしない…なんて言わず、試合では常に冷静に「相手が腕緘を出すタイミング」を見極めるよう尽力してください。

 

腕緘は強力ですが、実際には「条件が揃っていないと出せない技」でもあるので、状況を冷静に見極めていれば腕緘をかけられるタイミングはわかるはずです。

 

一般的に、最も腕緘が出やすいのは「横四方固め」をかけられたときですね。

 

腕緘は寝技の一種ですが、基本的には他の寝技からの派生技として使われることが多いのが特徴です。

 

特に横四方固めとの相性が良く、横四方固めから逃れようと抵抗してきた相手の手を取って腕緘に移行する…というのが黄金パターンになっています。

 

相手に横四方固めをかけられたら、とにかく短時間で激しく抵抗して抜け出すことを意識しましょう。

 

腕緘は意外と極まるまでに時間のかかる技なので、激しく抵抗するほど腕を取られるリスクを下げることができます。

 

体力を大きく消耗してしまう方法ではありますが、腕緘が極まれば逆転は絶望的なのでやむを得ないですね。

 

また、四つん這いになっているときも腕緘をかけられるリスクがあります。

 

相手が脇のほうに回り込んで腕を入れてきたら腕緘の可能性大なので、すぐに体勢を立て直して腕を取られないようにしましょう。

 

寝転がっている状態・四つん這いの状態、いずれにしても

  1. 「脇に腕を入れさせない」
  2. 「手首を取られない」

という2点が腕緘を防ぐために最重要です。

 

相手に抑え込まれてしまったら、その技自体から抜け出そうとするだけでなく、腕緘に移行されるリスクも考えて行動すると良いでしょう。

 


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