昇段審査や大会の試合では、剣道着や竹刀、防具等の着装はきっちりと着用を!

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昇段審査や大会の試合では、剣道着や竹刀、防具等の着装はきっちりと着用を!

昇段審査や大会の試合では、剣道着や竹刀、防具等の着装はきっちりと着用を!

私は剣道を続けてきていますが、剣道をするために身に付ける剣道着、竹刀や防具の着装は、乱れることなくきっちり着用をした方がいいと思います。

 

これは初段から高段位の方まで共通する大事な内容かと思います。

 

私が、高校生の時に剣道部に入部した時です。

 

一つ上の先輩でOさんという方がいました。

 

身体能力も高く、掛かり稽古や試合でも強い方でした。

 

しかし、残念だったのが着装でした。

 

常に色褪せた剣道着。

 

胸が開けていて、袴も折れたまま。

 

防具も塗装がはがれている物を使用していました。

 

私は入部して、夏の大会に団体戦のメンバーとして選ばれました。

 

代わりに、Oさんが外されました。

 

私は嬉しかった半面、何故という疑問がありました。

 

思い切って顧問の先生に理由を問いただしてみました。

 

すると先生は言いました。

 

「どんなに強くてもね、試合や昇段審査。大会。どんなに高い技量を見せたとしても、審査員の印象、心象は変わってしまう。厳しくなる。辛口の審査になる。指導者の私が責められるのは致し方ないとしても、君達他の稽古をしている者達もそんな色眼鏡で見られちゃう。だから、着装はしっかりした方がいいぞ!」
と言われたのです。

 

着装の乱れは気のゆるみ

Oさんは高校卒業まで団体戦はレギュラーを外されたままでした。

 

個人戦は出れましたが、試合を見て何度見ても一本決まったと思った場面でも、審判員は無効と判断。

 

敗戦したという結果を何度も見ました。

 

大学や、社会人になって剣道をしても、指導される師範や先生方から今でもよく言われます。

 

「着装の乱れは気のゆるみ、技も中途半端になるからしっかり身に付けてください!」
と…

 

初段以上の昇段審査でも、着眼点の一つとして

  • 「正しい着装」

を意識しろとなってます。

 

 

普段の稽古から意識する

普段の稽古から自分の体に合った剣道具を身に付けることが、昇段審査や試合のいい結果に繋がっていくと思います。

 

着装の乱れによっては、審査では不合格という事があるかもしれません。

 

私自身、審査や試合に出て肌で感じたことがあります。

 

それは、正しい着装、乱れていない剣士は強いです。

 

手合わせしても隙を見せない。

 

弱点が見当たらない。

 

心も体も体幹も強くびくともしない。

 

振り返るとそれができていた選手は強くて、苦戦した選手が多かったと思います。

 

剣道の道着や防具を正しく身につける方法が学べる本はこちら

 

着装を正しくするポイント

着装を正しくするポイントが何点かあります。

 

これは私が常に気を付けて注意している部分です。

 

剣道をしている皆様に活かされればいいなと思います。

 

面の着装

一つが面の着装です。

 

意外と細部まで気が回らず、アバウトに付けている人も多く見受けられる気がします。

 

  • 耳上にある面を縛る為の紐は揃える
  • 大体35〜40センチ以内
  • 面紐の結び目は大体目の高さを基準

にすること。

 

これが上下に少しでもズレてると面も外したり、突き垂れに隙間が生じ怪我をしやすいリスクが出てきます。

 

面紐の着け方動画

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

面紐の具体的な通し方や結び方はこちらが参考になります。

 

 

剣道着

次に重要なのが剣道着の着用です。

 

  • 首と襟をしっかり密着

させて着てください。

 

これだけで見栄えがだいぶシャキッとします。

 

そうすれば、胴着の背中や胸の皺も無くなります。

 

最近の審査や大会での受験者、出場者の中には

  • 袴をくるぶしまで隠さずに上げて丸見えの人

や、

  • 破れやほころび
  • 糸のほつれ

があるまま出る方を見ると何も言えなくなります。

 

その様な胴着の着用者の結果は、決していい結果ではないです。

 

鏡を見ながらの着用が一番よくわかるので、見ながらのチェックおススメです!

 

 

剣道着・袴の着方の動画

 

 

袴の着方についての具体的な方法などはこちらが参考になります。

 

 

竹刀

  • 最後に竹刀が壊れていないか?
  • 自分に合ったものか?

を見極めた適切な物を使用することです。

 

以外に胴着、防具OK。

 

でも、剣道をするために竹刀は…となると、若い選手から年配の方まで手入れもせずに、自分にマッチした竹刀を使用していない方も見られます。

 

竹刀には長さや柄の太さが様々ですが、自分が握って適切な物を使う事です。

 

竹刀があっていないと、構えも乱れて強さも感じられません。

 

竹刀についての基礎的な知識についてはこちらが参考になります。

 

 

剣道に真摯に真剣に取り組む

以前、私が昇段審査をした時に一人の剣士を見ました。

 

その方は防具、着装も綺麗で清潔。

 

強い品格と姿を感じられました。

 

が、よく見ると竹刀の弦が緩々でした。

 

しかも竹刀の一部が割れてました。

 

その方は残念な結果でした。

 

やはり剣道をするにあたり、竹刀、防具、胴着をしっかり身に付けることは、道具を大事にするという事。

 

正しく身に付けることで気構え、心構え、剣道に真摯に真剣に取り組むぞという強い信念と意志も生まれて、大会や審査の出来に繋がると私は思います。

 

正しい着装を実践して頂きたいと思います。

 

剣道具についての基礎的な知識を学ぶならこちらが参考になります。

 

 

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