剣道の試合で勝つためのトレーニング・素振り・防御の方法とは?

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剣道の試合で勝つためのトレーニング方法・素振り・防御について

剣道の試合で勝つためのトレーニング方法・素振り・防御について

日々の稽古を積んだら、多くの人が試合に臨むようになります。

 

剣道は、試合の勝ち負けだけを競うものではないとはいえ、一生懸命頑張った末ですから、やはり1つでも多く勝ちたいのが正直なところです。

 

では、どんな稽古をすれば試合に勝てるようになるのでしょうか?

 

稽古法についてまとめました。

 

体力のある方が有利

まず、どんな競技でもそうですが、基本は体力の向上です。

 

どんな技を習得しても、どんなに精神面を鍛えても、基礎体力がなければ上のステップに行くことはできません。

 

単純な話、同じ技術を持っている2人が試合をすれば
体力が優れている方が勝つ
のです。

 

足さばきに必要な下半身を鍛える

剣道は足さばきが必要になりますので、下半身を鍛え、持久力を養うには
走りこみが有効
です。

 

「走りこみなんて地道でつまらない」
と思うかもしれませんが、3ヶ月ほど続けたころから、効果が体感できるようになってきます。

 

また、一口に「走る」といっても

  • 短い時間を全力で走ることで瞬発力を鍛える「ダッシュ」、
  • ペースを一定に保ち、長時間走ることで持久力・心肺機能を鍛える「ランニング」

等、種類はいくつもあり、ただがむしゃらに走るのではなく、自分が何を鍛えたいかを明確に意識して走ることが大切です。

 

スタミナをつけるランニングがおすすめ

剣道でまず試合に勝ちたいと意識するのならば、基盤となる

  • スタミナの養成を目的としたランニング

がおススメです。

 

ランニングをする際の注意点としては、故障しては何にもなりませんから、足にかかる衝撃をなるべく吸収してくれる、自分の足にあったサイズの靴を選びましょう。

 

また、ランニングの前後には必ず

  • ストレッチや柔軟体操

をし、ランニング後は、

  • 5分程度歩いてクールダウン

することで、体の負担をケアすることができます。

 

ランニングの速さ

持久力強化が目的の場合は

  • 1kmを5分〜7分程度を目的に5km

を無理なく走れるようにします。

 

これはマラソン選手の体作りでも取り入られており、効果が期待できます。

 

またストレッチは、柔軟性や筋肉の持久力を高め、身体に対する意識面の向上につながります。

 

他に体力の向上に役立つトレーニングとしては

  • 縄跳び

も有効です。

 

鉄アレイやバーベル等の器具は、大人の方にはもちろん有効です。

 

しかし、まだ骨や筋肉の発達が未熟な子供の場合は、負荷が大きすぎる可能性があります。

 

無理をさせず、器具に頼らないトレーニングでの体力強化が好ましいでしょう。

 

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素振りについて

次に基本中の基本の稽古である素振りです。

 

素振りは自分一人でもでき、竹刀さえあれば場所を問わず稽古ができます。

 

素振りの基本は

  • 正面素振り
  • 左右素振り
  • 上下素振り

の3つです。

 

剣道の素振りは、野球で言えばキャッチボールのようなものです。

 

  • 単純な動きをするだけという意識でやるのか
  • 正しい動作での素振りを身に付けるという意識でやるのか

で効果が全く違ってきます。

 

 

一本一本を集中して素振りをする

剣道を始めたばかりの頃の方は、軽めの木刀を使用し、正しい振り方を身に付けていきます。

 

段階を経たら、重めの竹刀を使用すると、筋力向上につながり早い振りにつながります。

 

素振りの回数は多いに越したことはありませんが、漫然と繰り返しても身に付きません。

 

300回なら300回、500回なら500回と数を決め、1回1回を集中することが大事です。

 

  • 下地の体力強化
  • 素振り

と、基礎的な稽古は、毎日反復することで確実に実力を高めてくれます。

 

どんな応用も、基礎がしっかりしてこそですから、着実に身に着けるようにしましょう。

 

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防御について

さて、実際の試合運びですが、その人その人にあった試合の進め方があります。

 

ここでは、防御に関する意識を高めた方法をご紹介します。

 

基本的に剣道の場合は、防御だけをしていても勝つことはできません。

 

正々堂々と打ち合い、攻めて勝つことが本道であります。

 

しかし防御の固さは、試合において確実に勝機を見つけ出す糸口となります。

 

相手の攻撃をいなす

まず、防御と言っても亀のように手を出さないことではありませんし、いわゆる三所避けのようなおかしな構えをすることでもありません。

 

剣道においての防御とは
相手をいなし、相手の攻撃が当たらないようにかわすこと
です。

 

いなしは、相手の竹刀を自分の竹刀に当てた状態で、
相手が攻め込んでくる時に、竹刀を左側に流し、自分は右に体さばきをすること
で、相手が攻撃する起点をかわすことができます。

 

そして
相手の攻撃を自分の身体に当たらないようにするのが足さばき
です。

 

体勢を崩さないように素早く動かす

足さばきはすり足で俊敏に移動することで、防御はもちろんのこと
攻撃をする時の体勢にも非常に大きな意味を持つ動作
となります。

 

剣道を始めたばかりの人は、まずは重心がフラフラしないように

  • 体の中心を意識

して、ゆっくりとすり足の練習をしましょう。

 

この時、足は床にべったりとつけ切った状態にせず、また浮かせすぎてもいけません。

 

上体を上下させないことに気をつけ、すばやく動かすことを意識して反復練習を行ってください。

 

剣道での足捌きの種類について

 

終わりに

試合に勝つためには近道はありません。

 

相手よりも基礎能力をしっかりと体に覚えこませ、反復する事が、遠回りのように見えて一番の近道です。

 

毎日の基礎鍛錬をしっかりと行えば、自ずと結果はついてくるのです。

 

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