刈る投げ技を具体的に解説!大外刈・大内刈・小内刈・小外刈について

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刈る投げ技の大外刈・大内刈・小内刈・小外刈について

柔道刈る技

  • 大外刈
  • 大内刈
  • 小内刈
  • 小外刈

などの刈る投げ技があります。

 

刈る技は相手の足を刈って投げる技ですが、力任せにやっても、技は決まりません。

 

相手の体の重心を崩して、バランスを崩した状態にしないといけません。

 

バランスが崩れると、どちらかの足に重心が乗ります。

 

その足を、体の力を利用しながら刈っていくと、簡単に技が決まります。

 

このように、ポイントを押さえると、軽い力で技が決まるようになります。

 

刈る技の3つのポイント

 

刈る技で共通している大事なポイントがあります。

 

それが

最後まで刈り切る
頭の向きは投げる方向
つま先を伸ばす

です。

 

これらのポイントは、刈る技をする上で、常に気をつけておくと、上手く技が決まりやすくなるポイントになります。

 

大外刈

大外刈は上半身と下半身に反対向きの力を加えて刈る技です。

 

横から見ると腰を中心にして、ドアノブを回すようなイメージになります。

 

ポイントとして、

刈る足を振り上げると同時に、両手で相手を抱き寄せるように体を密着させる

ことです。

 

これは、相手の上体を崩すには必要な動作となります。

 

大外刈りのおすすめ動画

 

 

小外刈

 

小外刈は相手の外側から、相手の足が着く瞬間に、かかとをつま先方向に刈る技です。

 

ポイントとして

相手に対して90度横の体制になる

正面の正対したままですと、大きく刈ることができません。

 

自分の足の土踏まずの側面を使って相手のかかとを刈る

動きの中で、相手の足が畳についた瞬間を狙って刈ります。

 

釣手は上、引き手は下

釣手を上に突き上げて、引き手は下に引き、ひねるような形で相手を崩して足を刈ります。

 

小外刈りのおすすめ動画

 

 

 

 

大内刈

 

大内刈りは、相手にもたれかかるようにし、相手の足に体重がかかるような状態にします。

 

その足を内側から刈る技です。

 

ポイントとして

 

相手の両足を一辺とする三角形の頂点に足を踏み込む

このときに、軽く膝を曲げて重心を落とした状態にします。

 

継ぎ足を速くする

踏み込んだあとの引きつける足は素早く行います。遅いと、刈るタイミングを逃すことになります。

 

大内刈りお勧め動画

 

 

 

小内刈

小内刈りは釣手を突き上げ、引き手を内側に絞って崩し、相手の右足に体重をかけさせたところを、内側から刈っていく技です。

 

ポイントとして

 

踏み込んだあとの継ぎ足を外側に向ける

こうすることによって、相手の体に対して90度の位置に立つことができます。

 

小内刈りおすすめ動画

 

 

 

払う投技についてはこちら

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